当サイトは東日本大震災を被災したマンション管理組合関係者(マンション居住者、管理組合理事長・役員、管理会社担当者、管理員、工事担当者、設計事務所、マンション管理士等)の体験談を紹介しています。
皆さんのマンションにおける、今後の大規模災害対策の一助となれば幸いです。

B-04 宮城県仙台市Hマンション・管理員の体験談

取材地:宮城県仙台市
取材日:2011年7月25日

――この度の被災についてお見舞い申し上げます。さっそくですが、地震の瞬間はどちらにいらっしゃったんでしょうか?

平日ですので、通常の業務中でした。普段、1日の大半は各階の廊下周り、居住前の廊下周り、格子、階段とか玄関エントランスの清掃業務をしているのですけど、私は、北館と南館がある内の南館の2階で地震に遭遇しました。
この建物は築15年で8階建て、住戸数は約50戸です。建物で一番ダメージ受けたところは、塔屋というエレベーター塔です。このエレベーター塔が1回目の地震でかなりダメージを受けました。地震のその時に、私はそのエレベーター塔の近くの廊下にいたものですから、上からコンクリート片がバラバラバラと落ちてきました。7、8階からヒビが入って、壁が斜めになったんです。その破片が上から落ちてきたので恐怖感がありました。

棟屋の最上部の囲い壁の中に給水タンクがあったんです。この給水タンクは、今は改修して仙台市の水道管から直接受水していますので必要は無くなり、その当時はもう使ってなかったんですね。だから空タンクを上に置いていた。そのタンクが動いたのか、暴れたのかちょっと分からないですが、その壁面がダメージを受けて、東側に傾いて、二回目の地震の時にそれが崩落した。かなり危険な状況でした。応急危険度判定でも赤...<続きを読む>

2011/11/20

B-05 宮城県仙台市Iマンション・管理員の体験談

取材地:宮城県仙台市
取材日:2011年7月25日

――この度の被災についてお見舞い申し上げます。早速ですが地震が起きた当時なんですが、どちらにいらっしゃいましたか?

管理事務室にいたんですよ、ここで水を飲んでいた時にガタンと来たんですよね。2回地震がきたんです、最初、縦にきてそれから横にきました。ガタガタなっ て、まずどうしようもなかったですね。すぐにエレベーターを見たら3階でストップしている状態で、中に人がいないかどうかを確認しました。そういった事を 一応報告書に書いておいたんです。
後は停電して電気が消えました。全部消えてどうしようもなかったですね。ここは店舗が結構あるんですよ、その お客さんが階段から降りてきて、そこでうずくまってるもんだから。もうそのまま出てきたって言う感じで。ここはマンションなんですが、90%はもう店舗と 事務所なんですよね。地下も店舗。マンションというより...<続きを読む>

2012/04/01

B-06 宮城県仙台市Jマンション・管理員の体験談

取材地:宮城県仙台市
取材日:2011年07月25日

――この度の被災についてお見舞い申し上げます。早速ですが、3月11日の地震のその瞬間はどちらにいましたか?

管理室です。巡回に行くために日報を書いてました。巡回するのが、8時、11時、13時、16時だからね。巡回に行ったのを整理していたんですよ。15時近くだったよね、14時46分かな。

とっさにこの管理室から出てエレベーターを確認しました。普段乗ってない時は1階か5階に停まってますからね。ところが、8階で停まってました。地震の緊急停止でそのまま停まりました。多分停電がすぐにあったんですね。
それでエレベータを見てたら、こっち側で「ぎゃー!」って言ってるわけです。すぐに戻ったら、「管理人さん!どっから逃げればいいの?」って言うもんだから、「いつもの避難訓練どおり階段使って下さい。」「一応下まで降りて。とにかく降りて下さい。」って言いました。避難場所はそこのプレイロットでした。その時にはもう、玄関先に瓦礫が落ちてきてましたね。

それで全部避難させて、その時いるのは奥様、高齢者ご夫婦、子ども達でしょ。男性はほとんど居ない...<続きを読む>

2011/11/14

C-01 福島県郡山市・管理組合理事長の体験談

取材地:福島県郡山市
取材日:2011年10月13日

――この度の被害についてお見舞い申し上げます。こちらは数少ない被災した自主管理のマンションということで、地震の後どのようなご苦労があったのか、お話をお聞かせいただきたく思っております。

実は私、30年前から地震が来る事は知っていたんです。今年3月にあるという事ではないですよ。前に私、ダイナマイトで山を崩す仕事をしていたんです。その時一番先に地質調査をするんですよ。
ある時、地質学の先生が、女川からの帰りで東京に帰る前に寄りたい、と宮城県から電話をかけてきたんです。その時、女川で地質検査をした帰りなんだ、あそこに必ず原発ができるから、と言われました
それで私もダイナマイトで山を崩すのに調査してもらったりで、懇意にしていたんです。その時地震の話がたまたま出まして、あの人たちの近い将来というのは20年、30年後なんですけど、近い将来必ず大きな地震が来る、と言うんです。何でですか?って聞い...<続きを読む>

2011/11/14

W-01 福島県郡山市・管理組合理事長の体験談

取材地:福島県郡山市
取材日:2011年10月21日

――地震の当日はどこにいましたか?

家内と2人で温泉に行って帰ってくる途中で、その時マンションにはいなかったんです。バイパスの丁度坂になってる所の中段辺りで地震に遭って。私はじめタイヤがパンクしたのかな?と思ったんですよ。そしたら前の車もみんな停まって、反対側のトラックがグラグラグラグラ揺れてるのね。だから私、阪神大震災の時陸橋が倒れたのを想像しちゃって、あっもうこれダメだな、と思ったんです。

――揺れの体感はかなりのものでしたか?

すごいね。前の車もみんな停まったけども、やっぱり前のトラックの揺れ方が半端じゃなかったです。トラックがこーんなになっちゃって横転しそうな感じで。そして下の橋桁が3回ばかりガーンガーンガーン、って音したんですよ。丁度橋の上なものだからね。まだ新しいバイパスなんですけども、だけどあの時もうこの世の...<続きを読む>

2011/11/07

X-01 工事担当者の体験談

取材地:福島県郡山市
取材日:2011年10月13日

――早速ですが、3月11日の地震の時はどちらにいらっしゃったんですか?

私はその時本社にいまして、たまたまその時間帯は自分の机に座ってたんですよ。

――揺れの体感や会社内の混乱はいかがでしたでしょうか?

事務所の方はですね、カタログ棚が倒れました。カタログをずーっと並べておく棚の中身が全部飛び出しました。書類関係が全部崩れ、机の上のパソコンも落下ですね。書類を積んでいて整理が悪かったものですから、バッと積んでたやつがもろにボソっと。各机の上が大体そうなりましたね。

建物は4階建てですが私共は2階に工事部としてのスペースがありまして、感覚的にこれは建物が崩れるかもしれないと思いましたね。倒壊する可能性があ...<続きを読む>

2011/10/13
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