当サイトは東日本大震災を被災したマンション管理組合関係者(マンション居住者、管理組合理事長・役員、管理会社担当者、管理員、工事担当者、設計事務所、マンション管理士等)の体験談を紹介しています。
皆さんのマンションにおける、今後の大規模災害対策の一助となれば幸いです。

トップページ > 体験談 > Y-07 建築士事務所の体験談07(余震による被害)

2011/09/11

Y-07 建築士事務所の体験談07(余震による被害)

後から来るライフラインの被害

アスファルト関係

・地震直後に陥没・隆起の発生
・本震後、1ヶ月以上経過した後もアスファルトが徐々に沈下している印象。(下部に空洞が生じているか、余震により陥没量が増えたか、本震で緩んだ地盤が締まっていったのか)

配管関係

・地震直後の埋設配管への被害(ガス漏れ)
・本震後1ヶ月経過してから、水道管が破壊(アスファルト等の陥没か)
・いつ破損したか分からないが、埋設管からガスが微量に漏れていたことに、3ヶ月程度経過してから気付くケースも
・本震後4ヶ月程度経過してから、汚水・雑排水系の埋設配管の逆勾配(折れか不明)が判明したケースも
・雨水排水の埋設部が逆勾配になるなどの被害も見られた

電気関係

・電線管の破損によるものか、漏電の発生も見られた。機械式駐車場が使用不可になるなどの影響も一部に見られた。

(続く)


(鈴木裕人 マンションサポート福島代表 マンション管理士・一級建築士)

← prev next →
Copyright Obscura 2012. Design by elemis. All rights reserved.