当サイトは東日本大震災を被災したマンション管理組合関係者(マンション居住者、管理組合理事長・役員、管理会社担当者、管理員、工事担当者、設計事務所、マンション管理士等)の体験談を紹介しています。
皆さんのマンションにおける、今後の大規模災害対策の一助となれば幸いです。

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2011/09/11

Y-02 建築士事務所の体験談02(地震後の理事会)

地震後の理事会の動きについて

(動きが早いと感じた管理組合の例)
・3月 ・・・応急修理(水・EV)、ほぼ全ての理事会は機能せず
・4月 ・・・地震被害の説明会を開催
・5月 ・・・単純補修/補強の意思決定(多数は「単純補修」を選択)
・6月 ・・・工事発注までの基本計画承認のための臨時総会
・7月 ・・・補修のための実施計画の立案
・8月 ・・・補修工事実施承認のための臨時総会
・8~9月 ・・・工事請負契約締結、仮設準備開始
・~12月 ・・・工事完了の見込み

(いくつかの管理組合の例)
・3~6月 ・・・理事会・説明会を多数開催(方針決まらず)
・7月 ・・・単純補修の意思決定
・8月 ・・・補修のための実施計画の立案
・9月 ・・・補修工事実施承認のための臨時総会
・10月 ・・・工事請負契約締結、仮設準備開始
・~2012年2月 ・・・工事完了の見込み

(いくつかの管理組合の例)
・3~9月 ・・・理事会・説明会を多数開催(方針決まらず)
・今後 ・・・単純補修/補強の判断のための詳細調査(予定)
・来春以降 ・・・補修(又は補強)工事の実施

(いくつかの管理組合の例)
・~3月 ・・・すでに大規模修繕工事の予定があった
・4月 ・・・地震被害の説明会を開催
・5月 ・・・大規模修繕工事の計画を修正
・6月 ・・・修正案による大規模修繕・補修工事の着工
・~9月 ・・・工事竣工

(続く)

(鈴木裕人 マンションサポート福島代表 マンション管理士・一級建築士)

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